成人式などで、自立や独立を願う祝辞・スピーチで使いたい5つの名言と例文


最近の若者はゆとり世代とも言われ、自立心、独立の意欲が足りないとも言われています。そこで、そんな若者に向けた人に頼らず、自立や独立を勧める名言を紹介します。

成人式の来賓としての祝辞や入社式など、新入社員に向けたスピーチ・挨拶で引用してみてはいかがでしょうか?

自立や独立を進める名言5選

「汝自信よりすぐれたる忠告を言う者なし」 M・T・キケロ(古代ローマの政治家・雄弁家)

自分のことは自分が一番大切に思っているのだから、人頼ることなく、自らが考え、決するのが最もよい選択である、という意味。自立の勧めである。また「難治に際しては、人の忠告を信ずるなかれ」(イソップ/古代ギリシアの寓話作家)という言葉もある。

「自らたのみて人をたのむこと無かれ」 韓非子(中国古代の思想書)

人を頼らずに、自分を頼れ、ということで、これも自立の勧めである。「君もパソコンにはかなり慣れてきているはずだから、マニュアルを見て自分でやってみたらどうかね。「自らたのみて人をたのむこと無かれ」という言葉があるよ。」などと使う。また、「自ら実行し得ることは決して他人の手を煩わすな」(モンテスキュー/フランスの法学者)という言葉もある。

「独立とは、自分自身の能力を自覚して、それを現実化することである」 内村鑑三(明治・大正期の宗教家)

自分にはこういう能力があると自覚して、それを現実化することが独立であるという。つまり独立を志す者は、自己の能力開発に勉めねばならない。これは、サラリーマンにもそのまま当てはまるであろう。

「日の光をかりて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ小さな灯火たれ」 森鴎外「知恵袋」(明治・大正期の小説家)

大きい月も結局は太陽の光を反射させて光っている。たとえ小さな光であっても、灯火は自ら光を放っている。自ら光る存在でなければならないという。同じ所で「人の光をかりて我が光を増さんと欲するなかれ」とも言っている。

「万の事は頼むべからず。愚かなる人は、ふかく物を頼むゆえに怨み怒ることあり」 吉田兼好「徒然草」(鎌倉、室町期の歌人・随筆家)

愚かなる者は人を頼り、そっけなくされたり、裏切られたりして、怒ったり、怨んだりすることになる。人を頼りにしてはならないということ。

成人式、新成人に向けた来賓の祝辞のサンプル例文

皆さん、ご成人おめでとうございます。皆さんは今日からおとな、一人前の社会人への仲間入りを心より歓迎致します。あらためて強調するまでもありませんが、成人となった今、皆さんは多くの自由が保障されることとなります。しかし、それは一方で自分自身で決断していかなければならないということです。古代ローマの政治家、キケロは汝自信よりすぐれたる忠告を言う者なしと言っていますが、皆さんが生きてきた20年間の人生、その経験を信じて、他人の言うことに惑わされず、自分のことは自分で決断し、その決断に責任を持って頂きたいと思います。