結婚披露宴でのスピーチ文例:教師カップルへの上司スピーチ 


はじめに

職場恋愛の末、結婚というカップルに対する結婚スピーチの場合、新郎新婦の共通の上司という立場での挨拶となります。

そのような立場で結婚スピーチを行う場合、新郎新婦両名をよく知っている分、スピーチの題材となるようなエピソードが数多く頭に浮かぶのではないでしょうか?

特に教員同士の結婚となりますと、学校行事など数多くの業務を共同作業で行う必要がありますので、新郎新婦、二人の人柄がよくわかるような共通のエピソードを絞り、そのエピソードが中心となるスピーチにしたいものです。

注意したい点

教員カップルの上司となりますと校長、もしくは教頭になります。

世間一般から見ると公人という立場になり、出席者からもそのような目で見られますので、あまりくだけ過ぎた内容のスピーチは控えたほうがよいしょう。

固くなりすぎるスピーチも考えものですが、立場をわきまえたスマートなスピーチを心がけたいものです。

教師カップルの結婚スピーチに引用したい名言

  • 一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり(福沢諭吉 幕末・明治期の思想家)

習慣になった事柄は、強く意識したり、努力したりせずに、行動化することができる。そして習慣は幼児期に形成されるものが多い。したがって、家庭は習慣を身につけさせる学校であり、両親はそこにおける教師だというわけである。

  • 人の両親ほど最も自然にして最も好適な教育者はいない(J・F・ヘルバルト ドイツの哲学者・教育学者)

子供の最も身近にいるのは両親であり、子どもと最も長い時間を共有するのも両親である。だから両親が最も自然で、最も好適な教育者でだということになる。

教師同士の結婚披露宴でのスピーチ、サンプル例文

本日は誠におめでとうございます。鈴木先生、佐藤先生のお二人に心からお祝いを申し上げます。教職員一同、大いに喜んであります。

お二人の仲睦まじい交際についてはかねてより見聞しておりましたが、今日あらためてこのように並んだご両人のお姿を拝見し、想像以上にお似合いのカップルとの感を深くいたしました。

お二人の仲が親密になり始めたのは、お互いの教育論について激しくぶつかり合って以降のことだそうですが、熱意のある両先生らしい話です。世間一般では、今や教師は保身に走る一個のサラリーマンになってしまったなどと決めつけておりますが、そういった意見がいかに偏った見方であるかは、この両君の働きぶりを見ていただければ、すぐにも了解していただけるものと思います。

今、教師という職業は、最もハードな仕事の一つといっても過言ではありません。特に進学を控えた三年生のクラスを担当している鈴木先生や佐藤先生の日常業務は、深夜にわたることもしばしばです。しかし、そんな激務をこなす両先生から私は今日にいたるまで、愚痴や泣き言を聞かされたことは一度もありません。状況が難しくなればなるほど、その局面を打開しようと更なるファイトを燃やす。お二人はそんな熱い教師です。

しかも両先生はその熱意から生徒に愛されている教師でもあります。この結婚話が生徒の間で広まった時、鈴木先生のクラスでは生徒が自ら主体となり、鈴木先生の結婚をお祝いする会が開催されたそうですし、佐藤先生のクラスでは結婚祝いの寄せ書きに教師をやめないで欲しいとの声が沢山書かれていたそうです。お二人の生徒に対する愛情がよくわかる実に素晴らしい話だと思います。

佐藤先生は、今の担任の生徒たちの卒業をしっかり見届けた後、主婦という立場から教育について考えていきたいご意向のようです。佐藤先生のような優秀な教師を失うことは、現場の立場から申し上げますと大きな痛手ではありますが、鈴木先生を家庭からしっかり支える佐藤先生の姿を想像しますと、そちらのほうが良いという気持ち半分でございます。ともあれ、互いに尊敬し信頼し合えるお二人のことですから、きっと人も羨むほど素晴らしいご家庭を築かれることでしょう。