結婚スピーチでのエピソードは的を絞ったものを 結婚披露宴での新郎上司のスピーチ例文 


上司としての結婚スピーチ

管理職になると直属の部下から結婚披露宴でのスピーチや乾杯の挨拶を依頼されることも多いでしょう。

上司としての部下への祝辞はどうしてもその立場上、型にはまったようなスピーチになりがちですが、できれば、借り物ではない、身についた確かな言葉でスピーチしたいものです。

しかし、自分なりの言葉でスピーチする場合でも、出だしと締めくくりは、多少、型にはまった言い回しにするのが良いでしょう。スピーチの出だしと締めにある程度、定形の句を用いることで、内容が一層引き立ちます。

また、内容のポイントとしては新郎の能力や将来性、人柄などを新婦によく知ってもらう形で新郎の知られていない点を紹介していくのが一般的です。とは言っても、暴露的な内容は決して話してはいけないのが常識ですので、注意しましょう。

新郎上司としての結婚スピーチ構成

上司としての結婚披露宴での一般的なスピーチの構成は下記になります。

  1. 招待に対するお礼と祝辞
  2. 自分と本人との関係の紹介
  3. 上司として仕事を通してみた新郎の人物像
  4. 上司としての二人への希望
  5. 新郎新婦、両家の繁栄を祈る言葉

新郎上司の結婚スピーチに引用したい名言

  • 人間は、自分の欲しいと思うものを求めて世間を歩き回り、そして家庭に帰った時に、それを見出す(ジョージ・ムーア イギリスの小説家)

人の求めるものは結局、自分の家庭にあるということ。家庭とはそのようなものである。

  • 王であろうが、農夫であろうが、自分の家に平和を見出す者は最も幸福な人間である(J・W・フォン・ゲーテ ドイツの詩人・小説家)

自分の家庭で安らぎを感ずる人が最も幸せな人だということ。

新郎上司の結婚披露宴でのスピーチ、サンプル例文

本日はお日柄もよく、好天気に恵まれ、田中、佐藤ご両家のご婚儀をお祝い致しますのにふさわしい佳き日でございます。

謹んでおめでとうを申し上げます。また、このような席にお招きいただき、光栄に存じます。

新郎の田中君の上司といたしまして、一言ご挨拶させていただきます。

新郎田中君は、先程のご媒酌人のご紹介にもございましたように、私共のACB商社の総務部に勤務いたしております。私は上司として田中君と共に3年間働いております。

総務部の仕事はご存じの方もいるかもしれませんが、社内案内の発信や配布にはじまり、事務所の防災や清掃、修繕。事務用消耗品や備品の購入、慶弔に関する幹事役、お中元・お歳暮などの贈答、経営幹部の年間、月間スケジュールの作成など、私どもの機能がストップすれば、会社が組織として機能しなくなってしまう重要な部署です。しかも、社全体から見ればどちらかというと地味で目立たない部署でもあります。

このような職場におきまして、新郎の田中君は、入社以来現在に至るまで、伝票の記載や贈呈品の宛名書きなど、大抵の者ならつまらない仕事と投げ出してしまうような作業をいつも真剣に取り組み、全力で行っております。ある日、私はどうしてそんな風に真面目に取り組めるのかと尋ねた事がありました。

すると田中君からこんな答えが返ってきました。

「会社の職務には大きい小さい、その重要度の差はありますが、必要のない仕事はひとつもないと思いますので」

なんとも見事な心がけと言わざるえません。私はこの答えを聞いて田中君は、間違いなく会社を背負って立つ社員に成長するだろうと、確信を持って期待をよせております。

新婦の真由美さんとはただ一度お会いしただけではございますが、大変美しく、聡明な女性であることがわかり、田中君のすばらしいパートナーになってくれると思っております。

このようなお二人に、いまさら何も申し上げる必要はないとは思いますが、お二人の記念となる新しい門出にあたりまして、ヒトコトだけ申し添えさせていただきます。

家庭は夫婦、二人の男女が営む共同生活の場であります。そこにどちらが主で、どちらが従ということは関係はありません。

「君が、女房を持っているということは、つまり、女房が君を持っていることである」

こういったのはガヴァルニでありますが、夫婦はお互いが対等であり、家庭生活を守るための役割がそれぞれ異なるだけです。その役割に優劣を作りませんようお願いしておきます。

おふたりの末長きご幸福、ご両家のご繁栄を心からお祈り申し上げまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。