新郎の父親の謝辞はお礼が中心 結婚式・披露宴での挨拶・スピーチのサンプル例文


新郎父親の挨拶は感謝の言葉を素直に

結婚式の披露宴のお開きの前に主催者側を代表して、参列者にお礼を述べるのが、新郎の父親の役目です。新郎新婦に励ましの言葉を送ることも勿論、大切ですが、あくまでも参列者に対するお礼が第一であることを決して忘れないようにしましょう。

新郎父の謝辞の主な内容は、披露宴の出席者へのお礼、祝辞や激励の言葉に対する感謝、新郎新婦の今後の生活に対する指導・支援の要請、そして披露宴の不行き届きについての謝罪などになりますが、父親として、出席して頂いたゲストへの感謝、と「未熟な夫婦をよろしくお願いします」という素直を思いをしっかりと伝えたいものです。

結婚披露宴での新郎父の謝辞要点

披露宴での新郎の父親の謝辞は参列者、出席者への感謝、新郎新婦の今後に対する指導や支援のお願いが中心になりますが、披露宴の不行き届きへの謝罪も忘れてはいけないポイントとなります。

実際にはなにもなかったようでも、謙虚にお詫びするのが、通例となっていますので、「粗宴」「粗席」「粗酒粗肴」等の言葉は使って、謙遜しているところを示しましょう。

結婚披露宴の謝辞のポイントしては下記になります。

  • 感謝の気持ちを心から述べましょう。
  • 不行き届きに対する謝罪を一言、述べましょう。

いずれにしても感謝の気持ちを自分の言葉で伝えるように心がけましょう。

また、親族の謝辞→新郎の謝辞と続くのが一般的です。同じような話題がバッティングしないように事前にスピーチの内容を確認し合うと、より安全です。

結婚披露宴での親族のスピーチ構成

  1. 列席者への謝辞と不行き届きへの謝罪
  2. 新郎新婦への指導・援助へのお願い
  3. 再び列席者への謝辞

結婚披露宴での両家代表者の謝辞は「列席者への謝辞」→「新郎新婦への支援要請」→「再び、列席者への謝辞」という流れが一般的です。

この3点を自分なりにアレンジしながらつなげることで披露宴でのスピーチにふさわしい挨拶になることと思います。

新郎父の挨拶で注意したいポイント

新郎父親の挨拶の感謝の言葉が中心になります。しかし、ただ感謝の言葉をつらねただけでは、熱のない印象になってしまいます。そのため、感謝の気持ちをスピーチで表現することが大切です。「ありがとうございました」と一言言うのにも笑顔の見える、心のこもった挨拶となるようにしましょう。

但し、父親の挨拶にユーモアは不要です。面白くないかもしれませんが、フォーマルな挨拶にまとめましょう。

また、相手の家族や新婦への気遣いも重要。「嫁にもらう」「嫁にする」といった表現は厳禁です。

結婚披露宴でのスピーチに引用したい名言

  • 子を知ること親に如かず。子を知らざることまた親に如かず(徳冨蘆花「自然と人生」 明治・大正期の小説家)

子供のことは親が一番良く知っている。また、子供のことを一番知らないのもまた親であるということ。親は子供の最も近くにいるからよくわかるということもあるが、それゆに見えない部分もできてくるのである。

  • 世界のどこかに自分の子供があるということは、全く捨て置き難い。この地を愛せずしてなるものか。(横光利一「厨房日記」 昭和期の小説家)

この世界のどこかに自分の子供がいるということは、それを放って置くことはできないし、この世を愛する気持ちになるものだということ。

新郎父親の謝辞、そのまま使えるサンプル例文1

新郎の父でございます。両家を代表いたしまして、一言、お礼の言葉を述べさせて頂きます。

本日はお忙しい中をこのように多数の皆様にご来臨の栄を賜りました上に、ご懇篤なるご祝福を賜りましたこと、誠にありがたく、心よりお礼申し上げます

とりわけ、この度、ご媒酌の労をおとりくださいました鈴木ご夫妻には、ひとかたならぬご尽力を賜り、お礼の言葉もございません。誠にありがとうございました。

本日より、新郎新婦は、二人して手を携えて、新しい人生の道を歩んで参ります。しかしながら、長人生の間には、平坦な道ばかりが続くわけではありません。険しい山道もあれば、どこに続いているのかわからないような闇道もございましょう。まだ若く未熟な二人が、はたしてそうした困難な道に出会い、無事乗り越えていけるものかどうか、親元としては、甚だ心物なく存ずる次第がございます。

新郎新婦には、本日、皆様から頂戴したありがたい数々のご忠告を胸に刻み、これからの人生の長い道のりを、弛みなく歩んでいくことを期待します。

また、本日ご列席くださいました皆様におかれましても、二人のいく末をいつまでもお見守りください、なにかにつけ、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

なお、皆様にはせっかくのご参列に関わりませず、粗酒粗肴の段は、心よりお詫び申し上げます。

甚だ簡単ではこざいますが、お礼の言葉にかえさせて頂きます。

本日は、まことにありがとうございました。

新郎父親の謝辞、そのまま使えるサンプル例文2

本日は、皆様お忙しい中、二人の披露宴に、かくも多数のご隣席を賜りまして、まことにありがとうございました。ご来賓の各位、学校、会社、その他の皆様から、身に余る励ましや暖かいご祝辞の数々をちょうだい致しまして、大変感激しております。新郎新婦ともども身を引き締め、今後の励みとさせて頂きます。

健一はまだ未熟者でございます。これまでにどれほどの皆様にご迷惑をおかけしたか知れません。しかし、皆様方に暖かく見守って頂きましたおかげで、健一は景子さんのような素晴らしい女性と巡り合うことができ、結婚することができました。二人で幸せな家庭を築き、立派な社会人に成長してほしいと望んでいるところでございます。これが、今日まで愛情を注いで育ててこられた田中様夫妻に対する、感謝の証であると思っております。

本日より二人は新しい生活を始めるわけですが、まだまだ若輩で、頼りないところばかりでございます。どうぞ、今日までと同様に厳しく、そして暖かいご指導をたまわりますよう、心よりお願い申し上げます。

なお、お忙しい中をせっかくお越しいただきながら、十分なおもてなしができずに不行届の数々、深くお詫び申しあげます。

ご列席賜りました皆様方のご健康とご繁栄を心よりお祈り申し上げて、お礼の言葉でさせて頂きます。

新郎父親の謝辞、そのまま使えるサンプル例文(短め)

本日は多用中のところ、次男健、並びにその妻景子のためにお繰り合わせ頂きまして、誠にありがとうございました。

また、この度の良縁をおとり結びくださいました、ご媒酌の鈴木夫妻にも、並々ならぬお気遣いを頂きましたこと、厚くお礼申し上げます。

新郎新婦の二人も、皆様から頂きましたお言葉を胸に、ご期待に背かぬような、立派な家庭を築いてくれるものと存じます。しかしながら、二人とも、ご覧の通りの若輩でございます。今後とも、皆様のあたたかい励ましとお導きを頼りに、新たな人生を歩んで参らねばなりません。厚かましいとは存じておりますが、どうか、未熟な二人に、末永くご厚情賜りますよう、両家の親を代表いたしまして、心よりお願い申し上げる次第でございます。

本日は、はなはだ粗席ではございましたが、何卒ご容赦ください。誠にありがとうございました。